2004年9月27日
高齢者の低栄養状態を改善
医療用濃厚流動食「PEMVest(ペムベスト)」9月27日発売

 味の素株式会社(社長:江頭邦雄 本社:東京都中央区)は2004年9月27日、
味の素グループ会社の味の素ファルマ株式会社(社長:中村昌旦 本社:東京都中央区)より「PEMVest(ペムベスト)」を発売します。「PEMVest(ペムベスト)」は高齢者の低栄養状態(PEM(ピーイーエム):Protein Energy Malnutrition)の改善を目的にした医療用の濃厚流動食です。

 厚生労働省の調査によるとPEM状態にある患者は在院日数、医療費増大に影響を与えていることが報告されており、その発生頻度は入院患者の40%とも言われています。
 「PEMVest(ペムベスト)」は高たんぱく質(Protein)であるだけでなく、高齢者では摂取量が低下する抗酸化ビタミンやミネラル(Mineral)を多く含有し、糖や脂肪がつくり出したエネルギー(Energy)を効率よく自分のたんぱく質の合成に使えることが期待できる製品です。「PEMVest(ペムベスト)」はまさにPEM状態患者に対する福音とも言え、当社では在院日数の短縮、医療費の低減に貢献できると考えています。

 味の素(株)医薬カンパニーは当製品によって、より一層濃厚流動食のラインアップ強化を図ることができます。また今後ますます進む高齢化や医療を取り巻く環境の変化によって伸張が予測される流動食市場への対応を強化するために、2004年4月味の素ファルマ(株)に医療食事業専門の営業要員からなる医療食部を新設しました。
 さらに製品および販売体制の充実を図るために、顧客ニーズに立脚した商品開発とマネジメント強化としてISO9001の認証取得に取り組み、2004年8月12日付で認証取得しました。
 濃厚流動食の売上目標は、2005年度は約30億円/年、2007年度には50億円/年へ拡大を図ります。

製品に関するお問い合わせ先 くすり相談室 TEL:0120−917719

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