2004年7月26日

新たに3カ国7工場で廃棄物ゼロエミッションを達成
〜廃棄物再資源化率 味の素グループで96.3%へ上昇〜

 味の素株式会社(社長:江頭邦雄  本社:東京都中央区)は「味の素グループ・ゼロエミッション」を目標に掲げ、環境保全に取り組んでいます。2003年度には、グループの3カ国7工場が新たに廃棄物ゼロエミッションを達成し、これにより調味料、飼料添加物、食品を主に生産する8カ国16工場が廃棄物ゼロエミッション工場となりました。

 調味料、飼料添加物を主に生産する工場では、各地域の農業ならびに製糖・デンプン工業との連携による濃縮副生液や固形副生物の肥料・飼料への加工・販売、また一般廃棄物の分別徹底による再資源化などに取り組み、食品を主に生産する工場では、生産工程で発生する原料の残さを有機肥料や牛の飼料として再利用しています。
 味の素グループの環境取り組みの重点項目である廃棄物再資源化率は、2001年度93.2%、2002年度95.0%、2003年度96.3%と最終目標の99.0%に着実に近づいています。味の素グループは、廃棄物の3R(リデュース、リユース、リサイクル)を更に推進し、各国・地域の特性および廃棄物の特性に合わせた再資源化の取り組みを展開し、国内外の工場や事業所で、廃棄物ゼロエミッションの早期達成を目指します。

【味の素グループの廃棄物ゼロエミッションの定義】
工場が排出する廃棄物(工程副生物ならびに一般廃棄物)の再資源化率が99.0%以上
(単純焼却、埋立など、再資源化されることなく処分される廃棄物の割合が1.0%未満)


【達成工場/主な生産品目】
2003年度新たに達成した工場
<タイ>
タイ味の素(株) パトンタニ工場/飼料用リジン
<フィリピン>
フィリピン味の素(株) パシグ工場/「味の素」、「GINISA」
<日本>
クノール食品(株) 本社工場/「クノールカップスープ」、「ピュアセレクトマヨネーズ」他
北海道クノール食品(株) 十勝工場/スイートコーンパウダー他
味の素ベーカリー(株) 島田工場/冷凍パン生地
味の素ファルマ(株) 埼玉工場/輸液製剤
(株)フレック関東/冷凍食品
2002年度までに達成している工場
<ブラジル>
味の素ビオラティーナ(有) ラランジャール パウリスタ工場/「味の素」、
味の素ビオラティーナ(有) バルパライソ工場/飼料用リジン
<タイ>
タイ味の素(株) プラパデン工場/「味の素」、
タイ味の素(株) カンペンペット工場/「味の素」
<ベトナム>
ベトナム味の素(株) ホーチミン工場/「味の素」、
<アメリカ>
アメリカ味の素(株) エディビル工場/飼料用リジン
<フランス>
味の素ユーロリジン(株) アミアン工場/飼料用リジン、スレオニン、トリプトファン
<中国>
川化味の素(有) 成都工場/飼料用リジン
<日本>
東海クノール食品(株) 島田工場/「クノールカップスープ」他

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