味の素株式会社(社長:江頭邦雄 本社:東京都中央区)の平成16年3月期の連結決算は、以下の通りです。 (単位:億円)
*( )内は公表業績予想数値 連結業績では売上高は初めて1兆円の大台を超えました。5期連続増収・増益を達成し、営業利益、経常利益、純利益でも最高益を更新しました。一方単体業績では、売上高は前年を上回りましたが、営業利益、経常利益、当期純利益において前年を下回りました。 (単位:億円)
国内食品事業において、冷凍食品は(株)フレックとの統合により大幅に売上を伸ばし、スープ類、 「アミノバイタル」、アミノ酸系甘味料、コーヒー、乳製品も順調に売上を伸ばしました。 海外食品事業は風味・混合調味料及び食品加工向け「味の素」が伸長し、売上は前期を上回りましたが、マーケティングや新製品開発に積極的に投資を行ったため、減益となりました。 アミノ酸事業は売上が大幅に伸び、営業利益は約2倍となりました。特に飼料用アミノ酸はリジン、スレオニン、トリプトファンいずれも売上を伸ばし、大幅な増収・増益を達成しました。 医薬事業は清水製薬(株)の買収により、同社の製品群が加わったことにより、売上、利益ともに前期を大幅に上回りました。 平成17年3月期の業績については、連結業績で、売上高10,800億円、営業利益750億円、経常利益760億円、当期純利益450億円、ROE10%以上を目指します。単体業績で、売上高6,650億円、営業利益200億円、経常利益245億円、当期純利益200億円を見込んでおります。 なお次期の為替の前提条件は、1ドル=110円で設定しております。 |