2004年4月9日


育児をしながら働く意志のある従業員をサポート
味の素、育児関連制度改訂

育児短時間勤務制度見直し、子供看護休暇制度新設


 味の素株式会社(社長:江頭邦雄 本社:東京都中央区)は、育児をしながら働く従業員が仕事と育児を両立しながら、より活き活きと安心して活躍し、個人と職場の生産性も向上できるようにしていくために、4月よりソフト面からの支援策の整備、制度の見直し・新設を実施いたします。
 少子高齢化が進展し、昨年6月には「次世代育成支援対策推進法」が制定されるなど、安心して出産・育児が出来る環境作りについて社会的責任が高まっています。また、人材の流動化、社員のロイヤリティー低下が進む世間情勢の中、当社はあくまで『人を大事にする』考え方をベースに、育児をしながら働く意志があり、豊富な経験と高いスキルを持った貴重な人材の、キャリアプランの推進・支援、職場復帰のプログラムの実施など、本人が実力を伸ばし、発揮できる仕組みを整備します。またこれを通じて育児をしながら働くことに関する社内の風土や職場意識の改革を進めていきます。

 新制度のポイントは次の通りです。
1.ソフト面からの支援策の整備
 1)キャリア/ライフプランの作成
育児をしながら働く従業員が自覚を持ち、自らのキャリアプランとライフプランを描き、事前に上司・職場と共有することで、職場の大切なテーマとして位置づけ、本人が制度をより利用しやすくします。


 2)育児をしながら働く従業員のサポートプログラムの実施
キャリアプランの推進・支援や、育児休職者のスムーズな職場復帰を支援するインターネットを活用したプログラムの実施等、本人が実力を伸ばし、発揮できる仕組みを整備します。



2.柔軟性を持たせた育児関連制度の見直し・新設

 1)育児短時間勤務制度の見直し

 2)ストック有休制度の見直し

※ストック有休制度

前年有休残のうち5日を上限として当年度に日数を積み立てる制度。
年間積立限度日数5日。累積限度日数30日。
 3)子供看護休暇制度(子供の病気や看護の為の休暇)の新設

以上