2004年4月2日


電解質輸液「ソリタ−T」軽量ボトル出荷開始
従来の自立性を保ちながらボトル軽量化を実現



 味の素株式会社(社長:江頭邦雄 本社:東京都中央区)は味の素グループ会社の清水製薬株式会社(社長:湯川利秀 本社:静岡県静岡市)の製造する電解質輸液「ソリタ−T」シリーズの軽量ボトルを同じくグループ会社である味の素ファルマ株式会社(社長:中村昌旦 本社:東京都中央区)から4月上旬より順次出荷します。
 「ソリタ−T」は清水製薬㈱が開発、1963年に承認を受け、発売後40年を経過した現在も数多い電解質輸液のトップブランドの地位を占めています。電解質濃度とブドウ糖濃度の違いにより1号〜4号および3号Gがあり、それぞれに容量500mLと200mLのスタンディングボトルがあります。





 軽量ボトルは、材質を肉薄にしたことおよびボトルの形状を工夫したことにより、従来からの特徴である自立性(スタンディングボトル)を保ちながら約20%の容器軽量化を実現しました。自立性のあるボトル容器は薬剤の混注が行ないやすく、また作業の場所をとらない為、限られたスペースでも作業しやすくなっています。容器軽量化により、次のような機能の向上を図ることができました。

 
1.
従来の容器に比べコンパクトにつぶれやすくなったことにより廃棄時の容積が約30%小さくなりました。
 
2.
点滴開始時と終了時の点滴スピードの変化が少なくなり、安定しました。
 
3.
透明性がよくなったことにより内容薬液がより見やすくなり、残量や混注時の状態確認等が容易になりました。
 味の素グループは、引き続き医療現場の皆様のニーズに耳を傾け、簡便性、操作性などの向上を実現すべく製品改良、新製品発売を目指して参ります。