味の素株式会社(社長:江頭邦雄 本社:東京都中央区)は、国境を越えた情報システムの 連携を目指し、GCIに参加して研究を進めています。当社は今般、調味料・食品カンパニー向けに、グローバル展開可能なSCMパッケージを採用し、家庭用製品など約1800品目を対象にプロジェクトを開始しました。またこれら情報戦略立案・推進体制強化を図るため、7月、情報戦略部を新設しました。 1.SCMシステムパッケージの導入 当社は従来から基幹業務系の社内情報システム開発を進めていますが、今回、調味料・食品カンパニー向けに、マニュジスティックス社のSCMパッケージの採用し、この7月からプロジェクトを立ち上げました。2.国際標準化活動・日本の業界標準化活動への積極的な参加 当社は、世界の大手小売業と大手消費財メーカーが集まって企業間システム連携の標準化活動を進めるGCI(*)へ2002年5月から参加しました。日本の商習慣を国際標準決定組織に提言していく流通システム開発センターへの協力、日本の消費財に関わる小売・卸・メーカー三層の各社が集まって企業間システム連携のグローバルな標準化動向を理解・共有化し、業界全体として無駄のない各社のシステム連携を目指したGCI研究会の活動などをさらに進めていきます。 3.情報システム体制の強化 従来、経営・情報企画部 情報企画グループ7名と情報システム子会社である味の素システムテクノ300余名の体制でした。本年7月、経営・情報企画部から情報部門を分離独立させ、情報戦略部としました。要員面でも、本年4月の4名増員に加え、更に7月に10名強化し、計21名体制に強化し、情報戦略立案・推進体制を強化しました。この新体制により、昨年度に策定した「グループ情報化計画」の国内外の諸プロジェクトの推進、企業間システム連携のグローバル動向への諸活動、「「選択と集中」と「拡大」」や「高収益構造への転換」などグループ経営を支える情報基盤の構築を行います。 <参考資料> 導入の背景 企業の枠を越えて、情報システムが連携される時代になりました。業務や組織を企業の枠を越えて再編成することにより、効率的な業務運営体制が構築でき、うまくシステム連携させることにより、人間を介さずに迅速に業務を遂行できるようになりつつあります。 以 上
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