味の素株式会社(社長:江頭邦雄 本社:東京都中央区)は、納豆のネバ(糸引き)の主成分であるポリグルタミン酸*1にカルシウムの吸収促進効果があることを発見し、この発見に基づく発明の特許を日本・米国・欧州で取得し、世界に先駆けてポリグルタミン酸の安定生産技術を確立しました。新発売する「カルバイタル」は、厚生労働省より特定保健用食品の表示許可を受けた、世界で初めてポリグルタミン酸を配合したカルシウム含有食品です。 カルシウムは吸収されにくく、日本人にとって唯一栄養所要量に満たない栄養素です。日本人の伝統食 「納豆」に含まれる成分(ポリグルタミン酸)のカルシウム吸収促進機能が、カルシウム不足の日本人の食生活に新しい1ページを創り出します。 *1 ポリグルタミン酸:ポリグルタミン酸(Poly-γ-Glutamic Acid)はD−グルタミン酸とL−グルタミン酸が混在したアミノ酸のポリマー(高分子体)で、そのDL比はおよそ8:2となっている。納豆のネバはこのグルタミン酸が30〜5000個結合したポリマーである。 【参考】納豆と骨粗しょう症の疫学的関係 納豆の消費量と骨粗しょう症の発症の分布を照らし合わせてみると、納豆の消費量が多い地域で 骨粗しょう症の発症率が低く、納豆の消費量が少ない地域で骨粗しょう症の発症率が高くなっています。
以 上
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