平成14年11月8日

味の素株式会社
(コード番号2802 東証・大証・名証第一部 札証、福証)
東京都中央区京橋一丁目15番1号
代表取締役社長 江頭 邦雄

味の素冷凍食品株式会社
東京都中央区京橋一丁目16番7号
代表取締役社長 亀谷 清

日本酸素株式会社
東京都港区西新橋一丁目16番7号
(コード番号4091 東証・大証・名証第一部 )
代表取締役社長 田口 博

味の素株式会社による日本酸素株式会社の食品子会社買収について

味の素株式会社(社長:江頭 邦雄)と日本酸素株式会社(社長:田口 博)は、本日(平成14年11月8日)、日本酸素(株)の100%子会社で食品事業を行っている株式会社フレック(社長:望月 攻)の全株式を味の素(株)100%子会社である味の素冷凍食品株式会社(社長:亀谷 清)に譲渡するにあたり必要な手続きを開始するための合意書を締結いたしましたので、お知らせ申し上げます。
今後、企業精査等を実施した上で、平成15年1月に当該株式の売買契約を締結し、平成15年4月1日をもって味の素冷凍食品(株)が(株)フレックを吸収合併する予定です。
この合併により、平成15年度の売上目標として、味の素冷凍食品(株)の約950億円に(株)フレックの約200億円が加わり、味の素冷凍食品(株)の売上が1,150億円にまで拡大致します。今後、業界No.1、世界企業水準を目指します。
味の素冷凍食品(株)は(株)フレックの経営資源を統合することで、事業の拡大および経営基盤の一層の強化を進めます。一方、日本酸素(株)としては食品事業から撤退し、半導体関連や医療関連を注力分野とする産業ガス事業へ集中してくことで経営の効率化が加速されます。

味の素(株)と日本酸素(株)は、冷凍米飯生産会社である(株)コメックを50:50の合弁で経営するなど、冷凍食品事業において30年に渉る提携関係にあり、良好な企業関係を継続してきております。
このたび、日本酸素(株)が食品事業部門を分社化し、(株)フレックが設立されたことをきっかけに、両者の冷凍食品事業が更に拡大・発展し、採算性を一層向上させるためには、事業統合を実施することが双方にとって最善であるとの判断から、(株)フレックの全株式を味の素冷凍食品(株)に譲渡する合意に達しました。

1) 売買の内容:

i) 売買方法  味の素冷凍食品(株)が、日本酸素(株)保有の(株)フレック発行済全株式6千株を買い受ける予定です。
尚、売買対象としては、(株)フレックの冷凍食品事業製造子会社・関連会社(注)に対する出資分を含みます。
(注)(株)コメック・(株)フレック関東・(株)フレックフーズ・(株)武蔵野フレック
ii) 売買金額 今後実施する予定の企業精査の結果等を踏まえて決定致します。
iii) 売買契約 平成15年1月締結を予定しております。

2) 味の素冷凍食品(株)と(株)フレックの合併について:

i)  目的 :

− 業務用分野での営業力強化・事業拡大

− 商品領域の強化(米飯類の強化やデザート類等の商品分野の拡大)

− 間接部門の統合や原料・包材の購買の一本化等によるコスト競争力の強化

ii)  方法 :

平成15年4月1日をもって、味の素冷凍食品(株)が(株)フレックを吸収合併する予定であります。
− 合併会社の概要:

 ・商号: 味の素冷凍食品株式会社

 ・事業内容: 冷凍食品及びチルド食品の研究開発、製造、販売

 ・売上高: 約1,150億円(平成15年度目標)

 ・代表取締役社長:  伊藤雅俊(現 味の素冷凍食品(株)代表取締役副社長) 

 ・本店所在地: 東京都中央区京橋一丁目16番7号

 ・従業員数: 約1,100名

iii)  合併効果 :

今後、詳細な検討を進めてまいりますが、新会社発足後、5年間の累計で約40億円の営業利益増を見込んでおります。
現時点では、実現すべき合併効果として、以下の項目を考えております。

− 販売力の強化
 ・業務用分野において、双方の販売チャネルや商品を相互活用することによる売上増

− 商品開発力の強化:
 ・双方の独自技術を活用し、市場に対し新しい付加価値商品を提供

− コスト競争力の強化:
 ・間接部門の統合
 ・原料・包材等の購買業務の一本化

3) 今後のスケジュール:

− 平成14年11月8日: 合意書締結

− 平成15年1月:     株式売買契約締結(予定)

− 平成15年4月1日:  合併新会社発足(予定)

以    上

(添付資料)本件当事会社概要

 
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