2002年 9月

味 の 素 株 式 会 社
味の素ビオラティーナ有限会社

ブラジルにおける飼料用リジン生産設備増強について

  味の素株式会社は、「食品・アミノ酸系の日本から出発した世界企業」を目指し、グローバルに事業を展開しております。その1つである飼料用アミノ酸ビジネスは、リ−ディングカンパニ−として、世界6拠点に展開しています。

  近年の急速な需要拡大に対応するため、この度ブラジルにおいて、味の素ビオラティーナ有限会社(本社:サンパウロ、工場:サンパウロ州バルパライソ)は、飼料用リジンの生産設備を増強致します。

AJINOMOTO ANIMAL NUTRITION グループは2005年までにリジン生産量を現行の年間20万トンから30万トンに拡大致します。既に発表致しました通り、2003年3月にはイタリア、米国、タイでの設備増強により、24万トン体制を確立します。今回の味の素ビオラティーナの設備増強は、この30万トン体制移行への一環であり、現行の年間3万トンから6万トンへ拡大を予定し、2004年末までに27万トン体制にすることを計画しています。この設備増強は中南米の急速な需要増大に速やかに対応するため、まず4万8千トンへ拡大、次いで6万トンへと二段階の投資を計画しています。小投資型計画により、4万8千トンまでの設備投資額は15百万ドル(約19億円)、完工時期は2003年9月の予定です。

  AJINOMOTO ANIMAL NUTRITION グループは、飼料用アミノ酸の利用拡大を通じて、限りある食料資源の有効活用、かけがえのない地球環境との調和、安全かつ高品質な食料供給に貢献することをミッションと考えています。

  飼料用アミノ酸ビジネスは、味の素株式会社のコアビジネスの1つであり、今後、更なるコスト競争力の強化を図り、最適供給体制の構築に向けた積極的設備投資を行なってまいります。それにより、AJINOMOTO ANIMAL NUTRITION グループは、グローバル・リーダーとして、世界6カ国の生販拠点で今後とも高品質な飼料用アミノ酸の安定供給と、地域に密着したカスタマー・サービスを行ない、お客様に貢献してまいります。

以上

 
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