2002年2月19日 | |
(株)豊年味の素製油と吉原製油(株)との経営統合にあたり | |
味の素株式会社 | 取締役社長 |
江頭 邦雄 |
本日はご多忙中ご参集いただきありがとうございます。 味の素(株)社長といたしまして、一言ご挨拶申しあげます。 味の素(株)は1999/2001年度中期計画の中で、国内食品事業の再編・強化を重要な経営革新のひとつとして掲げました。 この経営課題を達成するにあたり、油脂分野におきましては、2000年4月、生産を担う東洋製油(株)と味の素(株)横浜工場の統合による「味の素製油(株)」の設立。2001年4月の完全分社、さらには2002年4月予定の(株)ホ−ネンコ−ポレ−ションとの共同持株会社「(株)豊年味の素製油」設立、などの施策を講じてまいりました。 ご高承のとおり、わが国における油脂事業は、その需要の成熟化、また原料の大部分を海外に依存することからの事業基盤の不安定さから、海外相場の変動、外国産製品輸入およびその脅威に晒されながらの厳しい経営を余儀なくされてまいりました。加えて90年代に入ってからの景気後退からの油脂需要の低迷、慢性的な設備過剰から業界の再編が叫ばれてまいりました。 その観点から、昨年発表させていただきました、(株)ホ−ネンコ−ポレ−ションとの経営統合は業界再編のさきがけとしての大きな意義を見出すことが出来ると考えております。 ただ、これだけでは、まだ十分とは言えず、事業基盤をより磐石なものとするため、今回発表させていただきました吉原製油(株)との更なる経営統合を決定いたしました。これで漸く国内における油脂企業統合の所期の目標を達成できると考えております。 油脂事業が業界大手と共同で事業再構築を図ることは、重要な戦略であり、必ずこの統合が成功しなくてはならず、また成功すると確信しております。 味の素(株)は、今回のこの経営統合に出来る限りの支援をしてまいりたいと考えております。 本日ご参集の皆様からも変わらぬご厚情を賜りたく、宜しくお願い申し上げます。 |
以上 |
本件のお問合せ先 : 味の素株式会社 広報部 TEL 03(5250)8180 |
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