2001年11月

味の素冷凍食品株式会社
     味の素株式会社
 
 
「タイ味の素冷凍食品株式会社」設備増設の件


 味の素株式会社は、「食品・アミノ酸系の日本から出発した世界企業」をめざし、味の素グループの

21世紀の新たな展開を担うため、昨年10月1日に「味の素冷凍食品株式会社」を設立いたしました。冷凍

食品業界は、近年の市場成長率が高く、他業界や外資系会社の参入もあり、熾烈な競争力と商品開発の

スピード力が要求されております。



このような背景の中、味の素冷凍食品株式会社はこの度、味の素グループとの合弁で、「タイ味の素

冷凍食品株式会社」の設備増設の竣工式を11月16日に行います。当日は、タイ農業畜産局やタイ国対外

投資委員会から出席いただく予定です。



 タイでは、原料調達、コスト等の優位性と弊社の食品加工技術をベースに、1990年に「タイ味の

素冷凍食品(株)」、1995年に「タイ味の素ベタグロ冷凍食品(株)」を設立し、鶏肉加工品を中心に生産・

販売を実施してまいりました。このたび、国内での家庭用・業務用ともに主力製品の販売が順調に拡大

していることに対応し、設備を増強し生産能力を拡大することといたしました。生産する製品は各種

鶏肉加工冷凍食品で、品種としては「やわらか若鶏から揚げ」等の唐揚げ、フライドチキン等のフライ

類、蒸し製品です。現在のタイの生産能力11,000tを、5年後に16,000tまでに生産能力を

引上げる計画で、投資総額は約8億5千万円を予定しております。

販売先としては主に日本ですが、冷凍食品の市場が成長しているアジア地域や、現在鶏肉加工品が輸出

されている欧州への販売も検討していきたいと思います。



2001年度味の素冷凍食品株式会社は、タイ・中国からの製品調達のほか、2000年設立の「アメリ

カ味の素冷凍食品株式会社」から製品調達を開始し、グローバルな活動展開を進めてまいります。徹底的

なコストダウンと積極的なマーケティングを展開し、収益性と競争力において業界No.1をめざします。

     タイ味の素冷凍食品(株)の概要
社   名 タイ味の素冷凍食品株式会社
所 在 地 487/1 SI AYUTAYA ROAD, PHAYA THAI, BANGKOK 10400,THAILAND
代 表 者 代表取締役社長 佐藤 秀和
資 本 金 105百万THB(約3億円)(味の素グループ100%出資)
設 立 日 1990年9月
従業員数 約700名(予定)
事業内容 冷凍食品の生産・販売

以 上
 
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