当社は総合食品メ−カ−の1つのディビジョンとして、油脂事業を運営してまいり
ましたが、他の油脂専業メ−カ−との熾烈な競争の中、コスト競争力・専門性・効率
的運営・経営の意思決定などの面で、その専業メ−カ−をこれまで以上に凌駕するた
めには、現状の延長線上ではなく、より一層の競争力を高めて行く必要があります。
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油脂業界は98年度の困難な時期を経験し、その後大幅なリエンジニアリング効果
などが奏効し、業績を回復させてきました。この間、当社も一層のコストダウン、営
業力強化、新製品の市場投入など積極策を講じてきましたが、異業種による家庭用油
脂マ−ケットへの強力な商品投入など、これまでの戦い方が通用しない事態へと市場
が変化しております。
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当社は、この様な背景の中で、当社の強みであります総合力を生かしつつも、さら
なる収益性の向上のためにコストダウン・合理化・効率化と商品力強化・営業力強化
が急務であることに鑑み、今回の新体制組織作りによる構造改革が競争力をより強固
なものとする上で、ベストな形と考えております。
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新生「味の素製油株式会社」では、研究・開発・生産・販売・事業運営を一元化し、
収益性において国内におけるリ−ディングカンパニ−を目指すことを経営目標とし、
油脂にたずさわる全員が一丸となり、この実現に向け努力・研鑚を重ねてまいります。
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以上 |
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