2000年5月
味の素株式会社

味の素グループ包装新会社の設立とアミノサイエンス事業国内販売体制の強化について
 味の素株式会社では、「連結経営の推進」を5大経営戦略の一つと位置づけて、連結対象となる関係会社の事業基盤強化をめざして、1998年10月に味の素ファインテクノ株式会社を、1999年4月には株式会社味の素コミュニケーションズ、味の素製油株式会社を、2000年4月には味の素物流株式会社を新会社として発足致しました。

この度、味の素グループの包装事業とアミノサイエンス事業国内販売体制の強化をめざして、関係会社2社およびアミノサイエンス事業本部化成品部を再編成いたします。


(1)包装新会社の設立
 包装事業は、株式会社味の素タカラコーポレーション包装部門を大味株式会社に営業譲渡し、これまで両社で行っていた包装事業を新会社に統合し"味の素パッケージング株式会社"としてスタートいたします。
 両社は、これまで当社およびグループ会社をはじめ各業界の多数の企業をお得意様として包装・販売業務を行っておりましたが、新会社は包装部門の統合により、より高度化・多様化するお得意様のご要望に幅広くお応えできるよう、包装技術の集約・高度化を図り、品質・満足度の高い商品の供給を行ってまいります。

新会社の概要
社   名味の素パッケージング株式会社
資 本 金270百万円
統合期日2000年10月1日
代表取締役社長大河 通夫 (現 理事調味料油脂事業本部調味料部)
本社所在地神奈川県川崎市川崎区中瀬一丁目1番2号
年間売上高約65億円
従業員数約330名


(2)アミノサイエンス事業国内販売体制の強化
 包装部門の大味株式会社への営業譲渡とアミノサイエンス事業の国内販売体制の再編により、株式会社味の素タカラコーポレーションは、2000年10月1日よりアミノサイエンス事業国内バルク製品のほぼ全ての総発売元として販売体制を強化いたします。具体的には、これまでのアミノ酸製品群に加え、香粧品素材事業を同社に集約、この選択と集中と拡大により、アミノサイエンス事業の販売部門の核としての位置づけをより明確にし、一層の販売力の強化と対応のスピードアップを図ります。

 株式会社味の素タカラコーポレーションは、今後もアミノサイエンス事業の特長でもあるサイエンスに立脚して、ユーザーへの製品企画提案、処方提案等の技術的サポート機能を有する販売会社として、アミノサイエンス事業発展・拡大の一翼を担ってまいります。
株式会社味の素タカラコーポレーションの概要
(包装部門営業譲渡後ならびに化成品販売体制再編後)
社   名株式会社味の素タカラコーポレーション
資 本 金380百万円
代表取締役社長鈴木 重利(2000年7月1日就任予定)
(現 取締役アミノサイエンス事業本部アミノ酸部長)
本社所在地東京都中央区京橋二丁目17番11号
年間売上高約240億円
以  上

【参 考】
2社の会社概要
社   名大味株式会社
代表取締役社長小澤 宗之(おざわ むねゆき)
資 本 金270百万円
本社所在地大阪府高槻市下田部町2-7-1
年間売上高4,080百万円
従業員数187名


社   名株式会社味の素タカラコーポレーション
代表取締役社長吉川 彰一(きっかわ あきかず)
資 本 金380百万円
本社所在地神奈川県川崎市川崎区中瀬1-1-2
年間売上高25,090百万円
従業員数241名