活動レポート

「勝ち飯®」で家庭にも広がる がんばるための栄養知識

「勝ち飯®」とは、目的をかなえるカラダづくりのための味の素独自の栄養プログラムのこと。これまで味の素グループでは、「勝ち飯®」を通して世界で活躍するトップアスリートのコンディションをサポートしてきた。フィギュアスケートで活躍されている羽生結弦選手が実践したことでも、「勝ち飯®」が一般に知られるようになってきている。
がんばるための栄養について知ることが大切なのは、アスリートに限らない。そこで、味の素(株)では家庭でも実践しやすい「勝ち飯®」を提案。さまざまな活動を通して、栄養知識を広げている。

日本栄養士会の「スポーツ栄養セミナー」で「勝ち飯®」を紹介

2016年度からスタートした(公社)日本栄養士会の「スポーツ栄養セミナー」も、「勝ち飯®」普及活動の1つ。
このセミナーは、未来のトップアスリートを「食」と「栄養」で支えるために、公認スポーツ栄養士(※1)が企画・運営するもの。栄養の基礎、食事の取り方、水分補給などの知識が学べるほか、目的に合わせて開発された「アスリート弁当」を試食することもできる。
味の素株式会社広報部サイエンスコミュニケーショングループは、「スポーツ栄養セミナー」のプラチナスポンサーとして協賛し、部活生を含むジュニアアスリーの指導者や保護者に「勝ち飯®」を訴求している。

1:(公社)日本栄養士会と(公財)日本スポーツ協会の共同認定による資格。

展示ブースの様子

小・中学校でも「勝ち飯®」の出前授業を実施

2018年5月〜9月、東京都内の小・中学校で「勝ち飯®」授業が行われた。これは東京都の「オリンピック・パラリンピック教育」(※2)の一環。小学校3校、中学校2校の計866人の児童・生徒が対象となった。

小学校での「勝ち飯®」授業では、子どもたちからは「『勝ち飯®』ってカツ丼(勝つ丼)のことでしょ?」という声も。授業後には「カツ丼はたんぱく質だから、野菜とみそ汁を合わせれば『勝ち飯®』になる」という意見に発展し、たんぱく質・野菜・汁物の大切さがしっかりと伝わっていた証しとなっていた。

2:「東京都オリンピック・パラリンピック教育」は、特に「ボランティアマインド」、「スポーツ志向」、「豊かな国際感覚」などこれからの時代を担う子どもたちに必要とされる資質・能力を育むことを目指し、東京2020に向けて都内公立学校が実施しているもの。知識を学ぶだけでなく、体験活動を取り入れた教育を目指す。この趣旨に賛同した機関・団体が教育支援プログラムを提供。

深瀬東京支社長の質問に、元気よく手を上げる子どもたち

「勝ち飯®」はがんばる受験生も応援

「勝ち飯®」では、「何を食べるか」ではなく、「何のために食べるか」を重要視している。味の素グループWEBサイトにあるレシピ百科では目的別のとりたい栄養素とおすすめ献立を紹介しているが、スポーツで勝つためのカラダづくりのためのレシピと並んで、受験生を応援するレシピもある。

味の素(株)関東支店ではまさに、塾に通う小中学生の栄養不足改善に取り組んでいる。日本人のカルシウムや鉄分、食物繊維の摂取量は、推奨量と比較して不足しがちであり、小中学生についても例外ではない。
2017年10月には、埼玉県大手進学塾のスクール21とタイアップ。高校入試情報説明会にて、体調管理に役立ったり、脳のためのエネルギーがとれたりする「勝ち飯®」塾ごはんを提案。不足しがちなカルシウム、鉄分、食物繊維などを含む食材や、味の素グループの商品を使って手軽に作れる献立を紹介した。

家庭で「勝ち飯®」を実践するポイントは3つ

カラダにとっては、あらゆる栄養をとるのがベスト。だけど、それを毎日続けるのは難しいから、「勝ち飯®」では、次の3つのポイントをおさえることで実践できるようになっている。

1)カラダづくりに欠かせないたんぱく質をしっかりとる。
2)カラダを整える野菜をたっぷりとる。
3)うま味のきいた汁物を献立にとり入れる。

日本では、おいしく栄養バランスのよい食事が求められている一方で、栄養に関する知識や、献立を組み立てるためのスキルが不足している。食事の栄養バランスがくずれると、生活習慣病など健康な生活につながり、大きな影響を及ぼしかねない。
例えば、「勝ち飯®」塾ごはんの事後アンケートでは、「不足している栄養について、初めて知った」という声も。味の素グループでは今後も「勝ち飯®」を通して、課題解決につながるような栄養知識を広める取り組みを続けていく。

2019年4月の情報をもとに掲載しています。

味の素グループは、アミノサイエンス®で人・社会・地球のWell-beingに貢献します

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