いのちのための活動紹介 
「味の素」をつくる際に生まれる栄養たっぷりの液体を、有機質肥料としてムダなく活用しています。

いのちのための活動紹介

「味の素」をつくる際に生まれる栄養たっぷりの液体を、有機質肥料としてムダなく活用しています。

今年もまた、みずみずしく実ったぶどうの収穫時期がやってきました。ブラジルの太陽の光を浴びて大きく実り、これから出荷されるこのぶどう、実は「味の素(R)」をつくる際に生まれた有機質肥料により育てられているのです。
「味の素」の原料は、各地域でとれる農作物です。私たちは、その土地の自然のめぐみがいつまでも続くような製品づくりを目指しています。
その思いは、原料を大切に活かしきり、そのめぐみを人や自然のいのちへとつなぐ「バイオサイクル」として、世界に広がる味の素グループの事業の基本になっています。

「味の素」などのアミノ酸は、アジア・アメリカ・ヨーロッパなど各地のアミノ酸発酵製造拠点で作られています。サトウキビやキャッサバ、トウモロコシなど、それぞれの地域で入手しやすい植物原料を、微生物の力で発酵させることによってアミノ酸を生産しています。
農作物を持続的に生産していくためには、地域の農業における資源循環が健全なものでなければなりません。そこで味の素グループは30年以上も前から、地域の農家の皆さんと連携した資源循環型の農業・アミノ酸発酵製造の仕組みを作り上げてきました。

「味の素」等になるアミノ酸は、原料となる農作物の糖分を発酵させて作られます。そのとき、アミノ酸を取り出したあとの液体にも、たっぷり栄養成分があります。
味の素グループではこの液体を、もうひとつの製品「コプロ(Co-Product:副生物)」と呼び、有機質肥料として地域の農家に販売してきました。これにより、地域の農家はこの肥料でサトウキビなどの作物を育て、その作物がやがて「味の素」の原料となる…というサイクルが回っています。
さらにこの肥料はザボンやゴムの木など、地域の農産物の栽培にも使われ、豊かな実りに貢献しています。

このサイクルを味の素グループでは「バイオサイクル」と呼んでいます。地域の農地から得たものを、地域の農地に戻し、次の生産につなげる。そんな循環が、世界中の製造工場と周辺地域で成り立っています。
製造工程で発生するものも、価値ある副製品として活かし切る。それが、地域の農業にも豊かなめぐみをもたらすことにもつながっているのです。

*うま味調味料「味の素」は、味の素(株)の登録商標です。