いのちのための活動紹介 
お米のもみ殻を捨てずに燃やし、工場のエネルギーにしています。

いのちのための活動紹介

お米のもみ殻を捨てずに燃やし、工場のエネルギーにしています。

サトウキビやキャッサバなど、自然のめぐみを使ってつくられる「味の素」。
その製造工程でも、地域と連携し、環境への負荷を低減していきたいと考えています。
そんな思いをかたちにした取り組みのひとつ、タイの「バイオマスボイラー」をご紹介します。

世界各地でつくられている「味の素」。タイでは、主にサトウキビやキャッサバを原料として使っています。他の地域と同様、アミノ酸を発酵させる際に生まれる栄養豊富な液体(副生物)を肥料として再利用し、原料を育てる畑や、地域の稲の栽培に活用してきました。

この一連の資源循環の仕組みを味の素(株)では「バイオサイクル」と呼んでいますが、タイ味の素社・カンペンペット工場では、地域で発生する「もみ殻」を活用することでユニークな「2連のバイオサイクル」が生まれています。

タイは世界でも有数の米作地帯で、大量のもみ殻が発生しています。このもみ殻を有効利用して、重油の代わりにエネルギー源にできないだろうか? そう考え、さまざまな検討を重ねて、2008年12月にカンペンペット工場でもみ殻を燃やしてエネルギーに変えるバイオマスボイラーを稼働させました。

もみ殻のもととなる稲には、アミノ酸発酵の副生物肥料で育ったものも含まれます。「味の素」を作る工程で生まれた副生物で稲が育ち、その稲のもみ殻が工場の燃料として使われる。これが「エネルギーのバイオサイクル」となったのです。
また、重油ボイラーをこのバイオマスボイラーに転換することで、工場から排出されるCO2を年間約10万トン(約50%)削減*1できました。地域のバイオマスを有効利用することで、工場にとっても地域にとってもさまざまなメリットをもたらす「2連のバイオサイクル」に、大きな期待が集まっています。

  • *1 削減率は直接排出(重油燃焼など)ならびに間接排出(購入電力など)の合計に対するもの。
*うま味調味料「味の素」は、味の素(株)の登録商標です。