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2014年度の味の素「食エコKIDs」賞で「食材ムダなく、手際よく「エコうま」!」賞を受賞した東郷翔悟さん。
食材は極限まで使い切って、ごみを減らし、電気やガス、後片づけで使う水にまで配慮して「食エコ」を実践しました。
「食エコ」に興味をもったきっかけや、料理をしながら生まれた様々なアイデアについて聞きました。

東郷さんが手にしているのは、「キャベツまるごと煮」で残った芯。この芯以外は全部いただきます!
「食エコ」との出会いは 小学5年生 |
「食エコ活動」の テーマはごみ |
身近なことから “生ごみを出さない”工夫を |
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4年生ではじめた「みどりの小道」環境日記。「最初は何をやったらいいか分からず、こまめに電気を消す、家にあるペットボトルのキャップ集めから始めました。エコのことがわからず図書館で調べました」と当時を振り返ってくれました。 5年生の時、自然学校の調理体験で料理に興味を持った翔悟さんは、「食べるだけがエコではなく、どうしたらエコなのか考える過程が大事」と学校での授業やお母さんから教わりながら「食エコ」に取り組みました。 |
翔悟さんは、近所の夢前川でのごみ拾いや本で知ったコンビニの「食品ロス」のことから、ごみ問題に関心を持ちました。「家の前にごみ集積所があって、いつも山のように出されていることが影響しているかもしれない」とお母さんは話してくれました。 家庭から出るごみの多くは生ごみだと知り、一人一人がごみを出さない努力をすれば環境を守ることができるという信念のもと、翔悟さんの極限まで生ごみを減らす、「食エコ」が始まりました。 |
最初は冷蔵庫にある食材や料理をムダなく食べ切る料理に取り組んでいた翔悟さんですが、6年生になると生ごみを出さない視点が加わりました。野菜の切り方もひと工夫。皮のむき過ぎ防止に包丁よりも薄くむけると、飲料缶のキャップを使ってみるなど料理のたびに“ひらめき”が生まれました。どうしても出てしまうごみは、乾燥に挑戦。「カレーを作って出た50gの生ごみも乾燥したら20gに減る。ごみを燃やすエネルギーも少なくて済みます」と話してくれました。 |

水もエネルギー ムダにしないアイデアも |
みんなでやれば 大きな力に |
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“生ごみを出さない”他に、水やエネルギーをムダにしない「食エコ」も実践しました。「料理途中で汚れてしまった水を流すと、元のきれいな水質に戻すのにもっと大量の水が必要になるから」と、カレーを作るときは、野菜をため水で洗う、カレー鍋はヘラでこそぎ落し、翌朝ホットドッグのソースとして食べ切るひと工夫も。「そうめんをゆでるときに、つけあわせのオクラも一緒にゆでれば、エネルギーの節約にもなる」と様々なアイデアが日記に書かれていました。 | この春、小学校を卒業する翔悟さんは3年間の環境日記の締めくくりとしてエコ活動を始めてからの電気使用量を比較しました。「1年ごとに減る様子が見え、小さな積み重ねが必ず効果を生むことを実感しました」とのこと。「食エコを、もっとみんなに広めていきたい。小さなことでもみんなでやったらごみは減るし、大きな力になるから」と語る翔悟さん。 中学生になっても小さなエコを続けたいと力強く話してくれました。 |