味の素グループ 統合報告書2018
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「ASQUA(アスカ)」  「ASQUA(アスカ)」とは、1997年に制定した味の素グループ独自の品質保証システム「Ajinomoto System of Quality Assurance」の略称で、「味の素ブランド」にふさわしい品質を保証するために必要な事項を体系的にまとめた品質マネジメントシステムです。品質マネジメントシステムの国際規格であるISO9001や食品衛生の管理基準のひとつであるHACCP*1、 適正に製造するための各種GMP*2等の製造の管理基準を基本骨格に、 味の素グループ独自の考え方や基準を取り入れ、グローバルで運用しています。現在、味の素グループ100社以上で「ASQUA(アスカ)」に基づく品質保証の取り組みを徹底しています。「ASQUA(アスカ)」の構成HACCP GMPISO9001味の素グループ独自の考え方や基準製造の管理基準品質マネジメントシステムの国際規格56*1 Hazard Analysis and Critical Control Pointの略。安全で衛生的な食品を製造するための管*2 Good Manufacturing Practiceの略。製品の製造管理に関する基準を示すもの品質へのこだわり  お客様に製品をお届けするまでの全てのステップで品質にこだわっています。原材料サプライヤーとの取り組み  品質保証の徹底には、原材料サプライヤーとの協力関係が不可欠です。味の素グループでは、サプライヤーに対し、「ASQUA(アスカ)」の品質管理基準・品質要求事項に基づいた対応を行っています。定期的な評価および品質監査はもちろんのこと、味の素グループのパートナーであるサプライヤーと連携し、品質リスクの低減やサプライヤーの品質レベルの向上等に取り組んでいます。また、「サプライヤー取引に関するグループポリシー」および「サプライヤー取引に関するグループポリシーガイドライン」において、コンプライアンス、人権、労働安全、環境等CSRの取り組みの推進を要請しています。今後も、サプライチェーン全体での活動を通じて、お客様からの信頼に応えていきます。 味の素グループは、「品質に関するグループポリシー」、「食の安全・安心に関するグループポリシー」に基づき、製品開発から お客様対応に至るまでのすべての段階で、独自の品質保証システム「ASQUA(アスカ)」をグローバルに適用し、厳格な品質保証に取り組んでいます。また、品質に関する第三者認証の取得や、品質レベル向上のための人財育成にも取り組む等、安全で高品質な 製品・サービスの提供に対し、徹底したこだわりを貫いています。 その結果、「味の素ブランド」はお客様からの高い信頼を得ています。今後も、品質保証に対する努力を継続することで、世界中のお客様のよりよい生活に貢献していきます。理基準ASQUA(アスカ)味の素グループの品質保証開発原料調達生産製品輸送販売お客様の声

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