味の素グループ 統合報告書2018
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52 味の素グループは、グローバル食品企業トップ10クラス入りするための要素のひとつとして、国際的な目標に適合したESG目標と 実行計画でイニシアティブを発揮することが必要であると考えています。統合目標で掲げた非財務目標のみならず、国連のSDGsやCGF*1に加えて、国際標準化機関(GRI*2、SASB*3)や外部評価機関(DJSI*4、MSCI*5、ATNI*6)が重視するESG項目を網羅的にカバーしていくことで、ESGの取り組みをさらに加速しています。社会2017年7月に「栄養に関するグループポリシー」を制定し、その実効性を高めるため、自社製品が満たすべき栄養素基準(Nutrient Profiling System)の仕組み整備について検討を開始(2019年度に導入予定)。2018年7月に「プライバシーに関するグループポリシー」を制定。2017年7月に「製品表示に関するグループポリシー」を制定。2018年3月に「マーケティングコミュニケーションに関するグループポリシー」を制定。2018年3月に「人財に関するグループポリシー」を制定するとともに、人財マネジメント・ポジションマネジメントシステムの運用を開始。2018年4月に機関投資家・アナリストを対象とした「統合報告書トピックス説明会」を実施。2018年7月に「ステークホルダーとの情報共有に関するグループポリシー」を制定。2017年7月に「食の安全・安心に関するグループポリシー」を制定。日本のグループ各社において、労働組合または労働者代表との適正かつ健全な労使協議を継続的に実施。従業員のこころとからだの健康に関する取り組みとして、2018年5月に「味の素グループ健康宣言」を行い、 味の素グループ各社では健康増進責任者を順次任命し、各国各法人の事情に即した健康施策を実施。「性別、年齢、国籍、経験等によらず、色々な価値観を持つ人が互いを尊重し合い活躍する会社、社会」を目指し、ダイバーシティ推進タスクフォースを発足。少子高齢化の課題に対応すべく制度を改善。味の素(株)で育児・介護事由による両立支援手当を設立し、日本のグループ各社へ展開中。グローバル基準の働き方改革やASVを通じた働きがいの向上を目指すべく、グループ全従業員を対象としたエンゲージメントサーベイ(p58参照)を実施、ASV浸透進化タスクフォースを発足。「品質に関するグループポリシー」に基づき、安全・安心で高品質な製品・サービスを開発、提供。 うま味、うま味調味料「味の素®」の有用性をグローバルに発信、啓発。経営リスク委員会の下部組織として、プラスチック廃棄物についての検討チームを設置。ESG項目人権とコミュニティへの関与2018年3月に「人権尊重に関するグループポリシー」を制定。製品の入手可能性/容易性2018年3月に「製品アクセシビリティに関するグループポリシー」を制定。顧客の便益(健康と栄養等)データセキュリティと プライバシーの保護適切な情報公開と ラべリング公正なマーケティングと 広告労使関係の適正化従業員に対する正当な対応従業員の健康・安全・便益多様性と労働環境の平等性給与と福利厚生人材の獲得、 育成と退職防止製品やサービスの 生涯使用による影響環境や社会の資産や オペレーションへの影響製品のパッケージング製品の品質と安全性社会人的資産ビジネスモデルとイノベーション進■重視するESG30項目

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