味の素グループ 統合報告書2018
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 2018年4月に味の素(株)の加工食品メーカー向けと中食・外食業態向けの事業の組織を統合し、ソリューション&イングリディエンツ事業部を新設しました。これにより、独自の「おいしさ設計技術」の提供と、味の素グループ一体型の顧客起点の営業体制の強化を加速し、生活者のニーズに基づく顧客企業の「おいしさソリューション」に貢献します。・ 顧客企業に対してソリューションを提供する顧客起31* 味の素(株)、クノール食品(株)、味の素パッケージング(株) 味の素グループ独自の「おいしさ設計技術」と栄養設計に関する知見の深化による継続的な製品強化を行い、サイエンスとデジタルによる顧客適合力を強化することで、ソリューションの提供を通じた社会価値のさらなる創造とともに、世界トップレベルの品質と生産性を確立します。おいしさの発現メカニズム解析おいしさの自在化技術・ 呈味、香気、食感技術や独自素材(発酵ナチュラルフレーバー等)の統合によるおいしさの設計おいしさの各国最適化技術 デジタル・ICTを用いた生活者データの解析をもとに、生活者の食シーンや目的に応じてサイエンスに基づく栄養ソリューション(食事プログラム・メニュー・食品)を提案することで、栄養バランスのとれたおいしい食事を通じた健康課題(ロコモティブシンドロームやメタボリックシンドローム等)の解決に貢献していきます。 日本食品の事業構造強化に向け、味の素グループ3社*の調味料・加工食品の生産体制を5拠点から3拠点に再編し、2019年度に新会社を発足します。3社の技術・知見を融合し、ICT・自動化等の最先端技術を活用することで、2021年度に労働生産性を2倍(対2017年度)にし、世界トップレベルの生産を目指します。カラダづくりに必要な栄養が無理なくとれる献立提案AIを活用した自動 献立提案システム味の素グループの顧客起点営業体制ソリューション& イングリディエンツ 食品研究所事業部・支社顧客企業生活者の健康課題の解決に貢献する 製品の提供関係会社減塩たんぱく質摂取四日市新工場(イメージ)おいしさ設計技術塩味香気味覚コク味うま味5基本味苦味甘味食感心理酸味栄養ソリューション顧客起点の営業体制点の体制を社内外の連携により強化「おいしさ設計技術」に基づく顧客価値の向上サイエンスとデジタルによる顧客適合力強化世界トップレベルの生産の実現に向けた生産体制の再編日本食品事業の成長戦略

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