味の素グループ ASV STORIES
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授賞式当日は、入賞案件の担当者がポスターセッションとプレゼンテーションを通じて活動の概要を紹介しました。 「ASVアワード」に申請された案件は、それぞれに本業のビジネスやマネジメントを通じて多様な角度から社会的価値を実現しようとするものであり、そのバラエティに富んでいることに大変感銘を受けました。どの案件も、味の素グループの持つ卓越した知識や技術を活用し、新しい価値を生み出そうとする前向きな姿勢に支えられていると感じました。また、社会の様々なプレーヤーとうまくパートナーシップを組み、価値創造を通じて社会課題の解決に一緒に取り組もうとしている点も、強く印象に残りました。 よりよい社会づくりに向けて様々なプレーヤーとベクトルを合わせながらビジネスを展開することは、SDGsにも合致しています。こうした活動が今後ますます促進されることを期待します。 今、世界はいろいろな側面で統合が進んでいます。環境・社会・経済のトリプルボトムラインや、社会的価値に対して投資を行うESG投資は、その重要な側面の一つです。真に統合された価値を生み出そうとしている点において、ASVは最前線にあると考えています。 社会的価値の実現を前提とすると、経済価値を回収するまでには時間がかかるため、多くの企業は待つことができません。しかし、味の素グループは長期的な視野を持って活動しています。願わくば、今後ASVが他社や社会の模範として受け入れられるようになればと思います。そのために、わかりやすく人々の心に響く「ストーリー」を作って広く伝えることと、自分たちの活動を計測・評価するための「指標」を持つことが重要であると思います。日本司法支援センター(法テラス)理事長 板東久美子氏有限会社イーズ代表取締役 枝廣淳子氏『「アミノエール®」と運動・栄養情報の提供による、顧客のQOL改善のサポート』が大賞に選ばれました。14社外審査員の講評従業員一人ひとりがASVの考え方と重要性を理解し、実践していくことが重要と考えています。このような組織風土を醸成していく施策の一つとして、革新性・独創性のある事業活動を通じて社会価値と経済価値を共創した取り組みを表彰する「ASVアワード」を2016年度に創設しました。味の素グループは、ASVを中核に据えた事業を展開しています。今後、各国・地域でASVを進化させていくためには、ASVアワード2017

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