創出されるユニークな事業で、
豊かな未来にグッと近づく。
デジタル技術を活用した
新事業モデル
- ● DX3.0からDX4.0へ -新事業創出事例-
- 当社グループの無形資産であるテクノロジーと研究開発力を最大限活用しスマートR&Dによりデジタル技術をフル活用・進化させ、様々な事業における製品・サービスの開発を加速・高度化しています。そして更にこれらを統合し、顧客やパートナー企業との共創プラットフォームを構築することで、DX3.0である新事業モデルの創出や事業モデル変革を実現し、ASVの実現を通じて世界の人々のより良い生活に貢献します。
CDMO(開発受託製造)
サービス
当社グループが持つ無形資産を最大限活用し、顧客サービス、高度な受託製造全ての側面で当社グループの特徴を活かした革新的な製薬CDMO(開発受託製造)サービス事業モデルを構築することで、食と健康の課題解決に貢献します。アンメット・メディカル・ニーズを満たすために医薬品は新たな効能、性能が追求される時代となり、これに応えうる先端医療モダリティの開発には高度なテクノロジーとそれらの組み合わせが求められます。
当社グループならではのバイオ、化学などの技術に立脚したソリューションにより、核酸医薬、ペプチド医薬、タンパク医薬、抗体医薬複合体などの先端医薬モダリティによる新たな治療法・薬の実現に貢献します。また、新たにウイルスベクターに関わる技術・ソリューションが加わり、近年注目されている遺伝子治療や、細胞治療の領域を切り拓いていきます。

関連資料
トータルソリューションサービス
当社グループが持つバイオ技術、配合設計技術、細胞培養技術といった無形資産を最大限活用し、再生医療、細胞治療といった医療・治療の新しいモダリティの実現に貢献します。高品質な生理活性タンパク質の提供、高機能な細胞培養培地、細胞治療サポートなどによるトータルソリューションサービスをDX3.0として統合することにより実現し、食と健康の課題解決に貢献します。

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実現に
貢献する電子材料開発
当社グループの無形資産である化合物デザイン、化学合成、配合といった無形資産を最大限活用し、最先端、そして未来のITプラットフォームの実現に貢献します。味の素ビルドアップフィルム®(ABF)開発で培った圧倒的な競争力を持つ配合設計技術をベースに、更にAIやマテリアルズインフォマティクスと
いったデジタル技術をフル活用し、開発を圧倒的に加速、高度化するとともに、IT業界をリードする開発共創エコシステムを構築してDX3.0を実現することで最先端のITプラットフォームに欠くことのできないコア電子材料を開発し、全世界の人々の豊かな生活に貢献します。

関連資料
アカデミアとの共同研究やスマートシティへの参画などの社会実装テストをおこない、それをもとに、食と健康の課題解決プラットフォームを社会的変革のリードレベルDX4.0まで広げようとしています。その例ですが、弘前大学COIでは、世界最大規模の食と健康に関するビッグデータが取得されています。
当社は、デジタルニュートリション学講座を研究講座として設立し、ビッグデータをもとに解析と仮説設定を行い、アミノ酸によるリスク評価の高度化、パーソナルな食事改善ソリューション提案と継続サポートにより生活者の健康増進/栄養改善への貢献を図っています。またスマートシティなどに参画し、開発したデジタルソリューション/ビジネスの社会実装テストを進める予定です。

プラットフォームの構築
高血圧や糖尿病等、いわゆる生活習慣病の患者数は年々増加傾向にあります。今すぐに生活に支障はなくとも、進行すれば心疾患や腎不全等重篤な病気につながると言われています。生活習慣病の罹患者は40−50代が多く、予防のためには20−30代からの行動変容が必要で、食事が重要な鍵であることが各種データで明らかになっています。ところが生活習慣病患者とその予備軍はまさに仕事や子育てに忙しい年代であり、食事の栄養バランスに気を配ることが難しい世代でもあります。そこで味の素グループは「FaaS構想」を考えました。
「FaaS」とはFood as a Service。これまでは減塩調味料や低カロリー甘味料、たんぱく質強化食品等を提供してきましたが、そこから一歩進んで食事全体の栄養バランスにコミットし、健康診断データも組み合わせた総合サービスとして提供していくというのが狙いです。より多くの方の幅広いニーズ(ラージマス)を対象とした既存の食品事業モデルに加え、健康に関連した特定のニーズ(ミドル/スモールマス)に対応し、外部のパートナーと提携しながら新しい事業モデルを作り上げていきます。

「あえて、®」は、おいしくてからだにいいものを手軽にとることのできる冷凍ストックご飯のサブスクリプションサービスです。さまざまな具材と大麦が入ったまぜご飯と、栄養満点のおかずが入っており、生活者ニーズ「簡便」「おいしさ」「健康」が満たせる食事で、発売以来順調に売上を伸ばし、幅広い年齢層のお客様に支持されています。ANPS(味の素栄養プロファイリングシステム)を活用し、たんぱく質や野菜、食塩の含有量に配慮した栄養バランスの良い食事が開発されています。D2Cチャネルでお客様とダイレクトにコミュニケーションをとることで朝食用ミールへの応用や、さらにお客様の嗜好にパーソナライズする等、スピーディーにサービスを進化させていきたいと考えています。

栄養バランスを考慮した好みの献立を8日分提案し、日々の献立立案の悩みを軽減する献立提案サービス。
当社が開発した「栄養素プロファイリングシステム(JANPS®)」と顧客の食の好みを判断する独自の「嗜好性AIアルゴリズム」を搭載。栄養バランスと食の好みを両立した献立提案で、利用者が無理なく継続できる社会実装ツール。

医療現場における摂食の悩みに応える、AI搭載の栄養指導・食事相談支援サービス。「食欲がない」など、摂食の悩みから利用者の「体調」と「嗜好」に合わせて栄養関連学会ガイドラインに準拠した、レシピと食事のヒントを提供。

現場の献立作りでの管理栄養士の悩みごと、即ち、栄養バランス、コスト、食材重複、季節行事等の現場の様々なニーズ、複雑な条件に合致した献立作りをサポートするお助けAI献立生成サービス。
給食業界トップクラスのシェアを持つ「カイテクノロジー社」のweb支援サービスと連携。

次世代フードシステムの構築
味の素グループは強みであるアミノサイエンス®を活かし、グリーンフード事業、アグリ事業を推進し、地球環境の維持(GHGの削減等)、サステナブルな食提供に貢献していきたいと考えています。グリーンフード事業では地域の食文化、多様化する生活者の好みや価値観に合わせた新しい食のライフスタイルの実現を目指し、環境負荷に配慮したたんぱく質素材等、次世代フードシステムの開発を進め、地球との共生、おいしさ、健康栄養面等に優れたサステナブルな食提供に貢献していきます。
アグリ事業ではバイオスティミュラントや土壌バイオーム改良を通じた農業支援を行っていきます。さらにアミノ酸製造や畜産向け飼料のサステナブル・バイオサイクルを併せて、2030年に向けて自社削減を除くポジティブインパクトとしてGHG160万トン/年の削減を目指します。当社の強みであるバリューチェーンの要所で事業を展開し、食文化の継承、新しい食べ方、個人の嗜好・ライフスタイルに合わせた食の追求を通じて社会的価値、生活者価値を創出していきます。

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