トレーニング時に必要な栄養はタイミングによって異なる

ライフセービング選手でありながら、パーソナルトレーナーでもある堀江星冴選手にとって、食事はこだわるポイントのひとつ。「1食でたんぱく質を必ず40gは摂ります。ご飯は大体1合くらいで、緑黄色野菜をメインに摂るように気をつけていますね。反対に、脂質はあまり摂りません」。
日々の食事だけでなく、摂取する栄養にも気を遣えるのは、彼の強みとも言えるでしょう。トレーニングの効果を最大限に発揮するために、「栄養はトレーニングの前・中・後に摂取することが大事だと思っています。『前』は炭水化物を摂って動ける体を作り、アミノ酸を摂って回復を早くすることが重要。『中』では炭水化物を摂って、糖質入りドリンクを飲んでエネルギー切れがないように。『後』にはアミノ酸と糖質、ビタミンCを摂取しています」。
本来なら、まめに食事を摂りたいところですがパーソナルトレーナーという職業柄、休憩のタイミングはお客様次第。時には何時間も休憩がないこともあります。そこで堀江選手が重宝しているのが、「アミノバイタル®」だそうです。
短時間で簡単に摂取できるため、仕事の合間にも口にすることができるのが魅力だと言います。「毎日必ずトレーニング後に飲んでいます。パートナーのような、欠かせない存在ですね」。

自分のためではなく、誰かのために。競技の楽しさを伝え、競技の普及に努める

ライフセービングは、人命救助を目的としたスポーツ。堀江選手も大学時代にライフセービングと出会い、その理念を「かっこいい」と思ったことが競技を始めたきっかけでした。
「その時の自分は、家族が倒れたときに、助けることができないと思ったんです。誰かを助けられるようになれば、自分にとってプラスになると考えました。今も昔も、自分のためになることだけだとつまらないので、人から感謝されることに尽くしたいと思っています」。
今後、どんな選手になりたいか自身の理想像について、「すごいだけではなく、親しみやすい人になりたい。助けを求めている人に、自分から気付いて話しかけられる存在になりたいです」と語る堀江選手。まさにその競技人生は、“誰かのためにある”と言えるでしょう。
「来年の世界選手権で世界一になるため、今年はしっかり土台を作ることにフォーカスしたいと思っています。そして、来年は結果が残せるよう努力して、世界一になってライフセービングを知ってもらい普及につなげたい。トレーナーという仕事にも心を打たれていて、何かしらの痛みを和らげることが、その人の幸せに繋がると信じています。今は自分が競技者として結果を求めて動いていますが、もし自分が動けなくなったとしても、手に職をつけて社会貢献していきたいと思っています」。
人のために技術を磨き、人のために強く。その尊い挑戦は未来へと続いていきます。