アミノ酸大百科

生活で役立つアミノ酸生活で役立つアミノ酸

免疫とアミノ酸

アミノ酸の持つ免疫力アップ効果で風邪予防

免疫とアミノ酸

免疫力とは

免疫とは、病原性の細菌やウイルスが体内に侵入したときにそれを排除しようとして働くカラダの自己防衛機構です。 すなわち、免疫力とは、健康全般に関る、ヒトが本来持っているカラダを守る基本的な力なのです。ところが、ヒトの免疫力は、加齢とともに徐々に低下していきます。 また、激しい運動を行ったり、過剰なストレスがかかったりしても低下すると言われています。

シスチンとテアニンで免疫力UP

カゼをひきやすい冬の時期に、シスチン・テアニンのカゼ予防効果を調べました。対象は、成人男子176人です。その結果、シスチン・テアニンを摂取したグループでは、摂取しなかったグループに比べて、カゼをひいた人の割合が少なくなりました。また、カゼの症状についても、悪寒や発熱などを訴える人が少なくなっていました。従って、アミノ酸がヒトのカラダの免疫力をアップさせて、カゼにかかることを予防し、かかった場合でもその症状を抑えていることが考えられます。

風邪発症:罹患数風邪発症:罹患日数


シスチン/テアニン含有食品が
風邪の個別症状発言率に及ぼす影響
(*:P<0.1、**:P<0.05、***:P<0.005)

鼻症状:鼻水喉症状:喉の痛み

熱症状:悪寒熱症状:発熱

痛み症状:関節の痛み

Kurihara et al., Journal of Amino Acids, Article ID 307475, 2010