なんと、紙!になったンダ。

環境に配慮して、「味の素®」と「うま味だし・ハイミー®」が、紙のパッケージになりました。

※年間約34%のプラスチック使用量を削減します。(従来品比)

「味の素®」は、100年以上、生活者の皆様にご愛用いただき、この先の100年も愛されるブランドであり続けるため、環境に配慮した製品に生まれ変わります。

プラ→紙
プラスチック使用量を約34%削減=年間約12tに相当(2020年度比)

海洋性プラスチック、CO2排出量が深刻化する中で、「味の素®」「うま味だし・ハイミー®」の個装をプラスチック包材から紙包材に変更することで、プラスチック廃棄量を年間約12t削減し、2030年までにプラスチック廃棄物のゼロ化を目指していきます!

紙のパッケージってこんな不安ありませんか?

濡れた手で触ったら中身に染み込まないかしら?
買い物して帰る途中でやぶれないかしら?
保管中に湿気を吸収して固まらないかしら?

味の素(株)独自の技術により、プラスチック包材と同等以上の耐久性、使用性を実現しました!

紙のパッケージになっても、より使いやすく、安心安全にご使用いただけます。
  • 破れにくさ
  • 湿気にくさ
  • 開けやすさ
突刺強さの比較(N/15mm幅)グラフ
新しくなった新パッケージは、これまでのプラスチックパッケージより、約1.4倍一般的な紙パッケージより、約2.4倍も耐久性があることがわかりました!

プラスチック廃棄物の環境への流出が社会課題になっています。

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私たちの生活のあらゆる場面で利用されているプラスチック。しかし、プラスチックの多くは「使い捨て」されており、利用後きちんと処理されず、環境中に流出してしまうことも少なくありません。

そして環境中に流出したプラスチックのほとんどが最終的に行きつく場所が「海」です。

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既に世界の海に存在しているといわれるプラスチックごみは、合計で1億5,000万トン(※1)。

そこへ少なくとも年間800万トン(ジャンボジェット機5万機相当)が、新たに流入していると推定されています。

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またプラスチックごみから生まれるマイクロプラスチックが問題視されている背景として、さまざまな侵入経路からすでに人間の体内にもマイクロプラスチックが発見されたという研究結果が出ているからです。

現状ではマイクロプラスチックの正確な侵入ルートはわかってはいませんが、考えられる主なものでは、飲料水・海産物・ほこりなどの可能性が高いといわれています。

  • 参考1:WWFジャパン「海洋プラスチック問題について」
  • 参考2:ウォータースタンド「マイクロプラスチック 人体への影響と飲料水の対策」

味の素(株)はプラスチック廃棄物削減に取り組みます。

リデュース

プラスチックの使用は、製品の安全性や品質に必要な最小限の用途と量に厳選します。

リサイクル
  • 使用するプラスチックは、リサイクルに適した素材へ転換します。
  • 味の素グループの製品を製造、販売するそれぞれの国、地域における回収、分別、リサイクルの社会実装に向けた取組みを支援し貢献します。
循環型社会の実現

開発者の思い 〜紙のパッケージは私たちが作りました〜

  • 研究所、工場と工夫を重ね、プラスチックを削減しながらも破れにくく、湿気にも強い、手に取る全ての方が安心して扱えるパッケージを作ることができました。地球環境を配慮したパッケージに生まれ変わり、皆様に益々愛されるブランドになれば嬉しいです。
    味の素(株) 調味料事業部 宮坂さん
  • 紙包材は、従来のプラスチック包材と比べて包装機械での扱いが難しく、開発当初は袋の形が綺麗にできず苦労の連続でした。約2年間にも及び包装テストを繰り返し、試行錯誤を重ねることでプラスチック包材と同等以上の品質を満たす製品を実現できました。
    循環型社会を目指す味の素グループの取り組みの一つであるプラスチック廃棄物削減に大きく貢献することに携わる事ができ嬉しく思います。
    味の素食品(株) 製造部 野路さん、小林さん
  • 中身品質を保持しつつ、流通上での強度保証や、袋の開封性を満足する包装材料の検討はたくさんの苦労もありましたが、約2年間に及び、関係者一丸となって粘り強く取組むことで製品化をついに実現できました。本製品がサステナブルパッケージの一例として活用され、また、当社の取組を紹介するコミュニケーションツールにもなれば嬉しく思います。
    味の素(株)食品研究所 臼井さん、樋口さん