

私たちの生活のあらゆる場面で利用されているプラスチック。しかし、プラスチックの多くは「使い捨て」されており、利用後きちんと処理されず、環境中に流出してしまうことも少なくありません。
そして環境中に流出したプラスチックのほとんどが最終的に行きつく場所が「海」です。

既に世界の海に存在しているといわれるプラスチックごみは、合計で1億5,000万トン(※1)。
そこへ少なくとも年間800万トン(ジャンボジェット機5万機相当)が、新たに流入していると推定されています。

またプラスチックごみから生まれるマイクロプラスチックが問題視されている背景として、さまざまな侵入経路からすでに人間の体内にもマイクロプラスチックが発見されたという研究結果が出ているからです。
現状ではマイクロプラスチックの正確な侵入ルートはわかってはいませんが、考えられる主なものでは、飲料水・海産物・ほこりなどの可能性が高いといわれています。
- 参考1:WWFジャパン「海洋プラスチック問題について」
- 参考2:ウォータースタンド「マイクロプラスチック 人体への影響と飲料水の対策」
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研究所、工場と工夫を重ね、プラスチックを削減しながらも破れにくく、湿気にも強い、手に取る全ての方が安心して扱えるパッケージを作ることができました。地球環境を配慮したパッケージに生まれ変わり、皆様に益々愛されるブランドになれば嬉しいです。
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紙包材は、従来のプラスチック包材と比べて包装機械での扱いが難しく、開発当初は袋の形が綺麗にできず苦労の連続でした。約2年間にも及び包装テストを繰り返し、試行錯誤を重ねることでプラスチック包材と同等以上の品質を満たす製品を実現できました。
循環型社会を目指す味の素グループの取り組みの一つであるプラスチック廃棄物削減に大きく貢献することに携わる事ができ嬉しく思います。 -
中身品質を保持しつつ、流通上での強度保証や、袋の開封性を満足する包装材料の検討はたくさんの苦労もありましたが、約2年間に及び、関係者一丸となって粘り強く取組むことで製品化をついに実現できました。本製品がサステナブルパッケージの一例として活用され、また、当社の取組を紹介するコミュニケーションツールにもなれば嬉しく思います。