支援報告第4弾 皆さまからの支援金で「復興屋台村」を支援


食からの東北復興支援を目的とした“食卓からニッポンを元気に「食べるって楽しい!」プロジェクトの第4弾として「クノールカップスープ」の売上の一部(1箱につき1円)を、宮城県気仙沼市の一般社団法人「復興屋台村」に寄付しました。

気仙沼市では、市中心部の飲食業の大半が東日本大震災の津波と火災により消失しました。飲食業が地域経済の柱の1つだった気仙沼で、地域の賑わいを取り戻すために、飲食業の復興は大事な課題です。
「復興屋台村」は、被災した店主らが店を早期に再開できるように、仮設店舗による「復興屋台村気仙沼横丁」を開設し、飲食業の復興を支援しています。
また、気仙沼市内の仮設住宅では、高齢者の健康・栄養改善が課題となっています。

今回、当社の支援により、仮設住宅への弁当宅配事業(「気仙沼横丁弁当」)がはじまります。これにより、復興屋台村の各店の事業基盤が強化され、また、仮設住宅の住民の皆さまの栄養面でのサポートにつながることが期待されます。
この事業の開始にあたっては、仮設住宅の住民の方々を栄養面でサポートできる宅配弁当事業となるよう、屋台村の店主の方々を対象に、メニュー開発に向けた講習会も開催しました。この講習会は、味の素グループ東日本大震災復興応援プロジェクトのひとつである、仮設住宅等の住民の方の健康・栄養面をサポートするための移動式料理教室(健康・栄養セミナー)との協働で開催し、減塩でカロリー抑制を意識したメニューをご提案しました。

11月23日には、「復興屋台村」の開設2周年にあわせて、「気仙沼横丁弁当」の出発式が行われました。
「気仙沼横丁弁当」は、注文を受けて横丁の店主の方々などが料理をし、昼食用に仮設住宅に届けます。今回、実際に試食いただいた仮設住宅にお住いの方々にも、「毎日食べても飽きない感じ」「カロリーが控えめなのもうれしい」とご好評をいただきました。
「仮設住宅には交通手段を持たない人も多く、屋台村に足を運んでもらえない方もおられるので、今回の弁当の宅配によって住民の方々に屋台村の味をお届けしたいです。これをきっかけに屋台村に足を運んでいただき、気仙沼の賑わいを『食』を通じて取り戻していきたいですね。仮設住宅に住む高齢者の方々の健康・栄養改善にも貢献できれば」と「復興屋台村」の代表理事の若生さん。

今後も、「食卓からニッポンを元気に」の理念のもと、『食べるって楽しい!』プロジェクトを継続的に実施し、東北の復興を支援していきます。


開設2周年を迎えた「復興屋台村」


挨拶をする「復興屋台村」代表の若生さん


仮設住宅に届けられる「気仙沼横丁弁当」


「気仙沼横丁弁当」を届ける配送車

みなさまのあたたかいご協力、ありがとうございました。

支援先

一般社団法人「復興屋台村」

一般社団法人「復興屋台村」  http://www.fukko-yatai.com/
東日本大震災の津波と火災によって被災した気仙沼市の飲食業の復興を支援するために設立された社団法人。被災した店主らが店を早期に再開できるよう、仮設店舗による「復興屋台村 気仙沼横丁」を開設し、「食」を通じて気仙沼の賑わいを取り戻そうとしています。
今回のプロジェクトにより、仮設住宅への宅配弁当サービス事業を実施し、仮設住宅に住む高齢者の健康・栄養面での懸念への対応と、屋台村各店の顧客基盤の確保・今後の独立店舗開設のための資金確保という課題に対応します。