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日本人はエビが大好き。とにかくいろいろな料理にエビが登場してきます。なかでも天ぷらと寿司にエビは欠かせない花形です。エビの赤い色があるのとないのでは料理の引き締まりかたが違いますよね。
なかでも「天ぷら」といえばまずクルマエビ!姿と色の美しさもさることながら、透き通るばかりに白く淡白な味わいのエビの身を、上等の油でカラッと揚げた風味の良さは、エビの天ぷらを考え出した人に敬意を表するばかりです。
クルマエビの名の由来は、江戸時代前期に著された『本朝食鑑』(ほんちょうしょっかん)に次のように出ています。 「車蝦(くるまえび)というものがあるが、大きさは六、七寸(20cm前後)にしか過ぎず、殻は厚くて白色をしている、あるいは斑節(はんせつ)になったものもある。どちらも煮ると色は純紅色に変わり、車輪のように環曲するところから、こう名づける」
体の縞模様が体を曲げたときにちょうど車輪のように見えるから名づけられたことがわかります。
そして、クルマエビは成長段階の大きさによって呼び名が変わります。5〜6センチくらいのものをサイマキ(細巻)またはコマキ(小巻)、10センチほどをマキ(巻)またはチュウマキ(中巻)、それ以上のものをクルマエビ(車海老)、もう少し大きいときには“大車”(おおぐるま)とも呼ばれます。
“巻(まき)”という呼び名の由来は、縞模様が小さい時ほど鮮明で、この模様が刀の鞘(さや)に巻いたひも、つまり「鞘巻」(さやまき)に似ており、それが「さいまき」に変化したという説があるそうです。
いずれにしても最近はクルマエビの値も高く、なかなか庶民の食卓ではお目にかかれません。その代用としてよく使われているのがタイショウエビ(大正海老)です。本名はコウライエビ(高麗海老)といい、朝鮮半島の渤海(ぼっかい)や東シナ海などで、晩秋から春にかけてよく獲れます。大正海老という名は大正時代に日本に入荷してきたことから付けられた名前なのだそうです。
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