味の素KK環境・社会活動CSRへの取り組み食資源食資源を活かし切る

食資源を活かし切る

食資源を活かし切る考え方と取り組み

日本では、食料の多くを輸入に依存していながら大量の食品廃棄物が発生しています。一方、世界的には人口増に伴う食料不足がますます深刻な状況になりつつあります。限られた食資源を有効活用することは、飢餓人口の削減だけでなく、環境負荷の低減やコストダウンにもつながります。味の素グループでは、自社工場において使用する食品原料を無駄なく活かし切る取り組みの徹底を図るとともに、どうしても発生する残渣は、肥料・飼料化などを通じて、再び食資源を育む循環へと繋げていきます。
また、食品として製品が出来上がってからも無駄になることがないよう、出荷製品の需要管理の精度向上による在庫削減や、それでも残ってしまったものを有効に活用する取り組みを進めています。さらに、お客様のキッチンや食卓でも食べ物が無駄になることがないよう、食材を無駄なく、おいしく活かし切るアイディアやレシピのご提案にも力を入れています。

「味の素グループ・ゼロエミッション」計画に基づく副生物の有効利用・再資源化実績値について詳しくはこちら

事例1 動植物残渣の肥料化による「資源循環」の取り組み

  • 肥料が使われているキャベツ畑

    肥料が使われているキャベツ畑

    肥料が使われているタマネギ畑

    肥料が使われているタマネギ畑

味の素冷凍食品(株)四国工場では、焼きギョーザ類や揚げないフライなど、家庭用・業務用合わせて約130品種を製造しています。その製造工程では、キャベツの芯や外葉といった野菜の不可食部分や、製品にならずに残った原料などの動植物性残渣が発生します。これら自然の恵みをムダなく活かすため、同工場では2006年度より、工場敷地内に動植物性残渣を肥料化する装置を導入し、肥料を製造・販売してきました。
2008年度下期からは、地元のキャベツ・タマネギの契約栽培農家への肥料販売を開始し、そこで作られた農産物を冷凍食品の原料として利用する「資源循環」に取り組んでいます。
2010年度は、肥料の生産量全体の約40%が、地元で使われるようになりました。今後も地元の契約栽培農家と協働して、自然の恵みを活かし切る「資源循環」を進めていきます。

事例2 お客様への活かし切り提案−広げていきます「エコうまレシピ®」

  • Webサイトで「エコうまレシピ®」をご紹介

    Webサイトで「エコうまレシピ®」をご紹介

味の素(株)では、毎日のお料理の中で、食材を無駄なく、大切に活かし切っていただくために、「エコ」で「うまい(美味い・上手い)」、即ち「エコうま®」なアイデアやレシピを広げる活動に取り組んでいます。
2010年度に実施した“「エコうま®レシピ」募集キャンペーン”には多くの方にご応募いただきました。15の受賞レシピやアイデアは、Webサイトやリーフレット、イベントなどで紹介しました。
味の素(株)はこれからも、さまざまな機会を捉えて、環境に配慮した素材や調味料選び、食材の使い方、調理・保存方法など、皆様が実践されている知恵や工夫を含めて広くお伝えし、食卓からはじめるエコライフの輪を広げていきます。 ※ 「エコうま®」「エコうまレシピ®」は味の素(株)の登録商標です。

「エコうまレシピ®」について、詳しくはこちら


事例3 フードバンクとの協働による廃棄商品削減の取り組み

  • フードバンク関係図

食品の場合、賞味期限が残っている良品でありながら、期限までの残存期間が短いため、販売できずにやむなく焼却処分されることがあります。
味の素(株)では、このような商品の発生を極小化するよう努めていますが、それでも年間で数百トン程度、発生していました。そこで、味の素(株)は、貴重な食資源を廃棄せずに有効利用する方法としてフードバンクに寄付することはできないか、数年前より検討を重ねてきました。
2010年度は、活動実績と規模を考慮して「NPO法人 セカンド・ハーベスト・ジャパン」と協働し、初回テストとして75ケースの商品を出荷しました。2011年度は、最終テストを実施するとともに社内の制度化に着手し、本格運用に入る予定です。
なお、並行して、出荷期限のために販売できなくなる商品を極小化する活動も継続します。 ※ フードバンク:中身の品質に問題がないにもかかわらず、包装の傷みなどによって市場で流通できなくなった食品を、企業から寄付を受け、生活困窮者などに配給する活動およびその活動を行う団体。

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