

地球上のあらゆるいのちに不可欠な食糧や水、エネルギー。将来にわたっていのちをつないでいくためには、こうした貴重な資源を効率的に利用するとともに、代替素材の活用や循環利用を進めていくことが不可欠です。味の素グループでは、今後も、原料・副原料などの資源利用効率をさらに高めていくとともに、自然の恵みを大切に「活かし切る」視点を念頭に、資源の永続的な利用に向けて、資源循環型ビジネスのさらなる発展に取り組みます。
「味の素グループ・ゼロエミッション」計画に基づく資源循環の実績値について詳しくはこちら

味の素(株)では、容器包装リサイクル法の趣旨である容器包装排出抑制に対して「容器包装3R※推進計画」を策定し、2007年4月より運用を開始しています。また、この目標を確実に達成するために「容器包装3R推進会議」を半期ごとに設け、関係部門の代表者が実績確認、計画の推進確認、情報共有を行っています。
※3R:Reduce、Reuse、Recycle

味の素グループでは、商品・サービスの環境配慮を一目で分かりやすく示すために、2010年秋から味の素(株)の製品パッケージなどで「味なエコ」マーク
※を展開しています。容器包装のエコ化についても、「詰替えをお勧めしているもの」、「再生紙を利用しているもの」、「トレイを省いたもの」などから、「味なエコ」マークの展開を開始しています。2011年度は、新たにマヨネーズ製品「ピュアセレクト®」シリーズに、中仕切りを使用しない新形状の外箱を導入しました。これにより、紙使用量およびCO
2排出量を当社従来比で年間3割削減します。また、味の素グループギフト製品には、蓋にコーティング剤を使用していない再生紙ダンボール紙を導入しました。いずれも「味なエコ」マークで環境配慮のポイントをお伝えしています。今後さらに、環境配慮の内容や表示製品も拡大していく予定です。
※「味なエコ」マーク:商品・サービスの環境配慮を一目でわかりやすく示すためのマーク。「味なエコ」マークは味の素(株)の登録商標です。
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冷凍食品トレイは味の素冷凍食品(株)だけで約1億8,500万枚/年、業界全体では約15億枚/年
※以上、使用されていると推測されます。味の素冷凍食品(株)は1997年、いままでトレイ入りが当たり前だった鶏のから揚げにおいて、トレイなしの大袋商品「やわらか若鶏から揚げ」を発売しました。お客様の高い支持を受け、鶏のから揚げ市場で10年連続No.1を獲得しています。その後もトレイなし商品を販売し、年間約3,700万枚のトレイを削減していることになります。2010年秋より「味なエコ」マークを表示し、お客様とのコミュニケーション強化も図っています。
※ トレイ使用枚数は、2010年度家庭用商品のみの推計

味の素グループでは、世界的な課題である水資源の希少性を認識し、「味の素グループ・ゼロエミッション計画」に基づき、水使用量の削減と排水負荷量の削減に取り組んでいます。今後、さらに味の素グループ内での利用削減を進めるとともに、バリューチェーン視点からの利用実態の研究を広げ、水資源の保全にさらなる貢献を図っていきます。
「味の素グループ・ゼロエミッション」計画に基づく水資源の利用実績値について詳しくはこちら

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ベトナム味の素社のBDNおよび凝集沈殿設備
味の素グループの事業の中核であるアミノ酸発酵生産工程では、多量の水を必要とします。そのためアミノ酸発酵工場は、基本的に水資源の豊富な地域に立地しています。しかし同時に、味の素グループは水の保全について、将来を見据えた非常に重要な問題と考えており、「使う水は必要最小限まで削減し、そして、使った水はきれいにして自然に返す」ことを、重点課題として取り組んでいます。
まず、排水量(≒水使用量)削減について、味の素グループの2002年度の排水量は約2億トンでしたが、2010年度には1億トンを切り、製品1トン当たりの排水量は160トンから38トンへ77%削減されました。これには冷却水の再使用などが大いに貢献しました。
次に、排水における水質汚濁物質の濃度低減(BOD、窒素)は、対象39事業所中20事業所が目標を達成しました。未達の事業所は、次期計画に引き継ぎます。排水濃度低減には、バイオサイクルの推進などの発生源対策とともに、微生物脱窒素法(BDN法)など高度な排水処理設備の導入が必要です。味の素グループは、グローバルに基幹工場への高度な排水処理設備の導入を進めています。国内基幹工場である味の素(株)川崎工場では、排水処理設備の更新に合わせ、最新の排水処理技術を導入することを決定しました。2012年完成の予定です。

味の素グループでは、高度な発酵技術を利用して、石油からの合成や天然抽出に限界のある素材をバイオマスから生産する方法の確立に取り組んでいます。実現すれば、石油資源や貴重な生物資源の利用を回避できることにより、持続可能な循環型社会の形成に寄与することができます。

原油価格が高騰し、温室効果ガスの排出抑制が国際的にも求められる中、石油化学製品の代替が可能となる技術開発に期待が寄せられています。
味の素(株)では、アミノ酸をはじめとする製品の原料にバイオマスを利用してきました。そこで行っている発酵生産に用いている菌の育種技術は、世界最高水準を有しています。この技術を用いて、石油からの合成で作られる化学品素材や天然抽出に限界のある素材をバイオマスから生産する方法の確立に取り組んでいます。実現すれば、石油資源や貴重な生物資源の枯渇を回避できることになり、持続可能な循環型社会の形成に寄与することができます。
また石油化学プロセスを、タンパク質を利用した酵素法に置き換えることにより、環境負荷の少ない製造法の確立にも取り組んでいます。
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