地球持続性の課題

地球持続性の課題を例示した図です。地球温暖化について、※1 IPCC第4次評価報告書第1作業部会報告書によると、2000年から2100年の約100年間で、1.8〜0.4℃気温が上昇すると予測されています。生態系について、※2 国連食糧農業機関(FAO)の報告書「The State of World Fisheries and Aquaculture 2010」によると、世界の水産資源の状況は、全体の32%が過剰利用または枯渇状態にある。53%は資源量の上限まで利用している状態。15%が適度な利用または利用量が少ない状態にあります。全体として、生態系から得られるサービスが減少しつつあります。
水資源について、※3 環境省「平成22年版環境・循環型社会・生物多様性白書」によると、人間が利用できる淡水は、海水・淡水あらゆる地球上に存在する水の0.01%に過ぎません。今現在も世界では水不足が生じています。地球持続性の課題を例示した図の説明終了。

今何が起きているのか

私たちが地球の上で暮らし続けていくためには、地球の生態系・生態系サービスが良好でなければなりません。

しかし現在、地球環境の持続性が揺らいでいます。例えば「気候変動」。CO2などの温室効果ガスが原因で大気の温度が上昇し、地球全体の大気の流れを変化させ、異常気象など気候に影響を与えています。気温の変化は、生物の営みや人々の暮らし、農作物の生育に影響を与えます。

また、生物資源をはじめとする自然からの恵みを受けるには、それを生み出す「生物多様性」も重要です。生物多様性は生き物同士のつながりでもあります。このつながりの多様さが、人間による乱獲や環境汚染によって破壊されつつあるのです。

さらに、生物が生きていくためには「水」が必要です。もともと海水に比べて淡水(真水)は少なく、人が直接利用できる淡水は地球上の水全体の0.01%にすぎません。一方で、人口の増加が水の需要を拡大しており、今後もますます水不足が深刻になることは確実です。 ※1 IPCC第4次評価報告書第1作業部会報告書を参考に作成
※2 出所:国連食糧農業機関(FAO)「The State of World Fisheries and Aquaculture 2010」
※3 出所:環境省「平成22年版環境・循環型社会・生物多様性白書」

気候変動について

  • CO2の排出などが原因で、世界の平均気温は過去100年で0.74℃、2100年までに1.8〜4.0℃上昇すると予測。
  • 極端な高温、熱波、大雨の頻度が増加。
  • 陸上・海洋ともに環境が大きく変化し、動植物種の絶滅リスクが増大。
  • 低緯度地域では、1〜2℃の気温上昇でも穀物生産性が低下。

生態系について

  • 人間活動の拡大に伴い、動植物の生息地域が減少、生息環境も急激に変化。
  • 次の世紀(22世紀)までに、鳥類の12%、ほ乳類の25%、両生類の少なくとも32%が絶滅すると予測。
  • 人間生活に必須な水の浄化や大気の質の調整などの生態系サービスの60%以上が失われる。

水資源について

  • 人間が利用できる水は、地球全体の水の0.01%のみ。
  • 開発途上国で生活をする約11億人が水を十分に利用することができていない。
  • 2030年には世界の水需要が、現在の供給量を40%上回ると予測。
  • 農業用水が世界の水利用の70%を占めている。
  • 海洋汚染のほぼ80%は、農業や内陸の開発などによる海洋汚染物質から発生。

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